日創研愛媛経営研究会の10月例会、有限会社ゼムケンサービスの籠田社長(なんと女性社員が8割という建設会社の社長)



今週は水木金と連続して企業etcの実践報告を聞く機会に恵まれたのでそのことについて書き留めてみよう。
まずは22日(水)日創研愛媛経営研究会の10月例会のこと。
私は日創研のメンバーではないので、ゲスト参加で有限会社ゼムケンサービスの籠田社長の講和を聞く。

男社会である建設業界の中で、女性社員が8割という建設会社の社長で女性視点を建設に生かすデザインチームを率いて、2014年には経済産業省の「ダイバーシティ経営企業100選」にも選ばれたそうである。
愛媛の今治にも2013年に「ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれた重松建設株式会社という女性を採用し活用している会社があるが、こちらは社長が男性であったが、籠田社長はおそらく女性に対して偏見の多い業界のパイオニアだけにお話の中で少しは触れられていたが、もっというに言われぬ苦労もあったことだと思う。

「4月中は子供の幼稚園の関係でお昼12時に帰らせてください」「フルタイムで働いてもいいのですが、子供の幼稚園への引き取り、夕食の準備等で夕方5時には毎日1分たりとも過ぎることなく帰社させてください」こんなことを採用面接の時に言われれば、私なら頭にきて不採用だろう。実際、籠田社長も断るつもりだったが一晩考えて彼女たちを採用することに考え直したそうだ。「もし、私がここであきらめれば彼女たちはやりがいの感じられない単純作業のパートタイマーにしか働く道は残っていない。」との一種の使命感で。同じ子供を育てる女性の立場での共感があったのだろうし、深い愛情のようなものも感じさせるエピソードである。

女性はどうしても子育て中は子供の病気などで休まなければならないことが多い。当初は子育て中の2人をペアにして組ませていたが、インフルエンザが流行ると同時に2週間くらい休むということが起こってしまう。それからは「子育て中」「独身者」といった立場の違う者同士をパートナーとして組ませるようにしたそうだ。これなど実際の運用面で参考になる話だった。

それと前週に中小企業家同友会で(有)イープレスプロモーションの清水さんに例会で報告してもらった際、ビジョンや方針を話すときに耳慣れない用語が少し出てきたが、今回の籠田社長のそのあたりの説明の時に煩雑に使用されていたので、なるほどこういった言葉は日創研のメンバー内では共有されていることなのか、意味は十分理解できなかったが少し慣れたとは感じたな。

例会の後はナチューレナチューラで懇親会。供された料理は

アンティパスト  愛媛県産ブリのマリネ カルパッチョ



自家製パンチェッタときのこのボルチーニクリームソースのピッツア



ブリモピアットは ポルペッダ ピーマンソース



セカンドピアットは 濃厚エビの焼きリゾット



佐田岬 福島さんのしらすとかぶのトマトソーススパゲッティ



メインディッシュは チキンのディアボロ 牛すじの煮込みソースとともに



久しぶりだったが、やはりこの店の料理には驚きとワクワク感がある。昔の中所企業家同友会松山第2支部の例会後の懇親会を思い出し、懐かしい気持ちになった。(^o^)