10月1日(土)は、フォーラム参加者の中で希望者のみ、昨日のパネルディスカッションにも登場していただいた神山町の企業や町並みを訪ねる「エクスカーション 大人の遠足 神山テレワークオフィス見学コース」に参加、この日は終日 「NPO法人グリーンバレー」の事務局 木内康勝氏と徳島県地方創生推進課・新未来創造担当室長 長谷川尚洋氏に同行していただき説明を受けたのだが、その時の様子など。
閉鎖された縫製工場を改修して作られた「神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス」、東京に本社を置く(株)ダンクソフトや徳島県庁のサテライトオフィスも入居している、近くには食堂や宿舎も完備していて誠に環境が良い。
「(株)プラットイーズ(えんがわオフィス)」も東京に本社を置いているのだが、TV放送に関する業務や映像のアーカイブ業務を映像をおこなっていて、こちらは築80年の古民家を改修した建物で、全面ガラス張りで大きな縁側で社員と地域の人がくつろぎ交流する場所となっている。この日は休日なので、外観を見学しただけに終わった。
オーダーメイドの靴屋「リヒトリヒト」。半年先まで予約が一杯だという。
かつては劇場や映画の上映などで神山町の文化の中心であったが、今はアーティストの作品展示やパーティーの会場として利用されている「寄井座」、この日もアムステルダム出身の舞踏家が何やら撮影をしていた。
大阪から移住したデザイナーの方で、森林の保全が「水」の保全にもつながると、木工品の販売などてがけている「しずくプロジェクト」
泉質のいい「神山温泉」
サテライトオフィスの第一号案件である名刺管理サービスをてがける「Sansan」、こちらも築70年の古民家である。こちらも休日なので、外観のみの見学。
さて、この日の見学を終えて感じたこと。美しい自然も古民家が立ち並ぶ町並みも、今の日本ではごくごく一般的な景色である。抜群のブロードバンド環境があるとはいえ、他の中山間地が同じことをしても成功するとはとても思えない。そのような感想を同行中の長谷川室長に話したところ、「よそ者を受け入れる気風みたいなものが神山町に醸成されていたのでは?普通に外国人が町中でも歩いているでしょう」ということだった。なるほど、やはり大切なのはその土地に住む人であり、彼らが醸し出す雰囲気ではないだろうか。
この日は前出の木内氏や長谷川氏ほか徳島県社労士会の米澤会長、土橋副会長、大西副会長が同行して色々お世話にいただいたが、皆さん、しっかりしてられて、しかし女性らしい優しさや可愛らしさも持ち合わせた素敵な方々だった。楽しく大変為になるエクスカーションを設けていただいたことあらためて感謝したい。