2014年1月24日の投稿。
今週は、中小企業家同友会例会に2日続けて参加。
まずは21日(火)の松山支部例会の記憶を呼び起こしてみる。
報告者は愛媛の代表理事である大野さん。
印象に残っているお話の内容をピックアップしてみる。
1.経営者としての大切な資質とは
現実を知ること→普通を知ること(一般的な水準を知る)→構想する(ビジョンを持つ)
こういったサイクルを自分の中で持てることが会社を経営するうえで必要だということだ。
そして、自分の会社がふつうよりできてなければ大問題である。
そして最悪なのは、現状を知らないこと。
案外、社長の周りの「太鼓持ち」や「茶坊主」に囲まれて、「現状を知らない」経営者になっている場合も多いかもしれない。
「答えは現場にあり」とは、よく言ったものである。
2.同友会でなければならない理由とは
大野さんは同友会の特徴を「企業家精神」と「人間尊重」を言った。
結成当時政治家に頼らず、不偏不党を貫いた。
「人の痛みのわかる人間」になろうとするから弱い立場の働いている人たちに仕事に対するやりがいや、労働に対しての誇りや喜びをいかに与えていくことを目指した。
このような経営者団体は今まで存在しなかったら(大抵はバックに何かがついているので)、「第二民商」と言われたこともあったそうである。
私にとって「中小企業家同友会でなければならない理由」は、
これが大げさに聞こえるかもしれないが、「社会変革運動」だからである。
「人を生かす経営」を実践するために、「企業理念を確立」し「経営指針書を作成」する。
それが普通の企業で当たり前になるまでを目指して。
その考えを広めるために、大学で提供講座を行い、共同求人で「企業理念」に合致した人材を募集する。
「中小企業振興条例」の制定を各自治体に働きかけ、地域での中小企業の発展に寄与する。
上記の1,2が今回の報告で私が印象に残った部分であり、特に2についてはあらためて、自分と同友会の関わりを整理してみる機会となった。