西精工本社にて学ぶ

2012年7月28日の投稿。

2012年7月24日(火)に徳島にてとある研修があり、地元企業である西精工株式会社の見学、社長自らに
御話いただいたので、その時のことを少し。

今年の3月に(財)四国産業・技術振興センターが主催した「四国でいちばん大切にしたい会社大賞」の「中小企業基盤整備機構四国支部長賞」を受賞した、雇用を守り、社員・顧客・地域を大切にしている素晴らしい会社である。

社長の御話や会社見学をした中からいくつかピックアップしてみる。


@「会社を変えよう」と帰省して最初は「規範」から行っていた。(たとえば「挨拶しろ」など)

これを理念から入っていくように2006年から変えるとスムーズにいくようになった。

@経営理念を浸透させるためにA4一枚程度のメッセージを毎日係長クラスに送って部下にそれを見せさせた。部下は社内のPCの掲示板にてメッセージを送ってくるので一週間くらいは1テーマでキャッチボールが続く。一方的なメッセージは伝わらない。それを3年間続けた。

@社員が社員に感謝の言葉を送る「ありがとうカード」を毎月給料袋に入れて各社員社員に渡している。これを読みながらビールを呑むのが給料日の楽しみだという社員もいる。会社も年間「ありがとうカード受賞者」の表彰をしている。

@社長は社員に「ありがとうカード」ではなく「バースデーカード」を社員に送るようにした。誕生日に記念撮影をして、ハグするようにしている。

@とにかく社内イベントが多い。忘年会も100%出席を目指して、子供連れの社員でも参加できるように禁煙にした。

@社内勉強会も多い。企業内大学を作って単位制にしている。しかし、それは勉強会から始めてもダメだろう。まず、理念を追求させてミッションステートメントがあるので、勉強をしようという気に社員がなっている。


研修が終わると、多忙にも関わらず2次会から西社長も参加し、楽しく盛り上がった。ロンドンオリンピックでポール・マッカートニーが「ヘイ・ジュード」を歌ったので、社長もにんまりしたのではないか。

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